GDI+

GDI+は、Windows XPで新しく登場したグラフィックサブシステムである。Windows XP以降、標準搭載されているほか、Windows 98/NT 4.0 SP6以降で使用可能である[1][2]。GDI+は「次世代」の2Dグラフィック環境であり、アルファブレンド、グラデーション (gradient shading)、より複雑なラインパス管理、(GDIで特に欠けていた)JPEGPNGのような最新の画像ファイルフォーマットの根本的なサポート、2Dビューのパイプライン上のアフィン変換の合成に対する統合的なサポートといった先進的な機能を追加している。これらの機能はWindows XPのユーザインタフェースの様々な箇所に使われており、基本的なグラフィックレイヤのこうした表現は、FlashSVGといったベクターグラフィックシステムの実装を大きく単純化する。

.NET FrameworkのクラスライブラリではSystem.Drawingの名前空間にGDI+のマネージインタフェースが用意されており、標準的に使用されている。